クリスマスの忘れられない思い出

これは私が子供の頃のお話です。   我が家はクリスマスと言っても　特別な事を する家では有りませんでした。 でも一つだけ　忘れられない思い出が有ります。   それは当時通っていた幼稚園で先生から サンタクロースの話を聞きながら　紙で プレゼントをもらう靴下を作った時の事でした。   私はイヴの夜ワクワクしながら　枕元に　靴下を 置いて眠ったのです。   そして　翌朝のことです。紙で作った靴下は　いっぱいに なって膨らんでいました。 私は　サンタさんが来てくれたんだと　嬉しくなって 早速靴下の中を確認したのです。 でも　なんとそこには　いつも見なれたみかんが 入っていたのです。   靴下いっぱいに詰められたみかん・・・・・。 みかんは　こたつの上のカゴにもたくさんのって いました。   私は　少し複雑な気持ちで　母にサンタさんからのプレゼントが みかんだったことを伝えに言ったのです。 すると　母は言いました。 うちが一番最後で　みかんしか残ってなかったのかも　 知れないね。と・・・。   当時の私は　今と違ってとても素直だったので　 母の言葉をそのまま信じたのです。 まさか　サンタさんからのプレゼントのみかんと こたつの上のみかんが　同じものだとは　思いも しませんでした。   最近女子会でこの話をしたら　友人たちは　 お母さんが　忘れずに　みかんを入れてくれて 良かったよ。　何も入って無かったら　サンタさんが 来てくれなかったと　トラウマになってたよ。と・・・。   確かにそうかも知れません。 サンタさんが　その時確かに来てくれたと嬉しく思った し　この思い出は　私の中で　嫌な思い出としては 残ってないのです。　 （本当にあの頃の私は　素直で良い子でした~苦笑）   しかも　逆に　みかんだったからこそ　今も忘れられない 思い出として残っっているのかも知れません。   昨日　赤いフェルトで出来た　大きなクリスマスの 靴下が目にとまって　思わずクリスマスリースと一緒に 買ってしまいました〜。   こんな大人になってしまいましたが　今こそ サンタさんは来てくれると信じたいです〜                            

2018/12/23 20:01